ウエディングは花嫁のもの!
ハワイ島でのウエディングが決まるとまず驚かれることがあると思います。
ウエディングにつく名前です。
通常、日本なら、新郎新婦の苗字を両方、あるいは、新郎の苗字を付けると思います。
例えば、新郎が山田で新婦が山本なら、「山田様・山本様挙式プラン」、あるいは、「山田様挙式プラン」でしょうか。
これが、ハワイ島(アメリカ)での場合、Yamamoto’s weddingになります。あるいは、Yamamoto-Yamada Weddingになります。そう、女性の名前のほうが先!
なんと素晴らしいことでしょう。
というのも、アメリカでは新婦と新婦の両親が挙式をホストするというのが昔からの風習で現在でもそれは残っています。
え!じゃぁ、新郎側は何もしないの?と思いますよね?
新郎と新郎の両親は挙式前夜に開かれるリハーサルディナーというものをホストしたり、ハネムーン代を支払ったりします。ここは素敵だなと思うのですが、花嫁のブーケを支払うのも新郎だったりします。
もちろん、自分のタキシードや、ベストメン[1]、グルーブズメン[2]の衣装やコサージュを用意します。会場に来てもらうDJだったり、お酒を払うのも新郎や新郎の両親です。
なんだかしっかりと分担されていますね。
あくまでホストするのは花嫁側だけども、お酒やDJ、盛り上げをサポートするのが花婿側ということですね。
そして、よく映画でも見かけますが、結婚式当日、挙式までに花嫁と花婿が顔を合わすことはbad luckだと昔から言い伝えられています。時の流れとともにこういった風習も少しずつは変わっていますが、これはまだまだ守られている風習の一つです。なので、オアフ島ウエディングでよく見かけますが、結婚式の前にビーチで写真を撮ってから、挙式をする。これは、アメリカ古来の風習からすればとてもbad luckなプランです。
昔、結婚が決まると、花嫁と花婿は挙式まで顔を合わせることが許されていませんでした。その背景には、花嫁の両親が花婿に結婚式を中止させられないようにというのがあるようです。挙式当日、ベールをつけてバージンロードを歩くというのも、最後の最後まで顔を見せない=中止するにはtoo late!という両親の想いがあったようです。初めてこのストーリーを知った若かりし頃、なぜ自分の娘にそんなに自身がないのかと思いました。ただ、一人の娘を持った今は大切な娘に悲しい思いをさせたくないという両親の想いがあったのかもしれないと思います。
どこの国でも同じだと思いますが、花嫁の両親が大切な娘を送り出すための素敵なパーティー。それがウエディングの本質なのかもしれません。ぜひ、挙式のプランを考えるときはご両親の声を聞いてみてください。
[1] 新郎の付添人代表
[2] 新郎の付添人
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